M&Aマッチングサイト5社を買い手目線で徹底比較!利用者の声をまとめました

利用者視点のM&Aマッチングサイト比較。

昨今、様々なM&Aプラットフォームが話題となっています。しかし、実際に利用した方々の声が知りたい方が多いと思います。そこで、弊社代表三戸が運営するオンラインサロン内でアンケートを行い、実際に利用したことのある11人の意見をもとに、M&Aプラットフォーム5社を徹底的に比較したいと思います。

今回比較するプラットフォームは「TRANBI・BATONZ・SPEED M&A・M&Aナビ・M&A PARK」の5社です。

関連記事→M&A業界志望はこちらの記事もご覧ください

それでは比較と行きたいところですが、比較する前にまずM&Aプラットフォームとは何かについて説明します。

M&Aマッチングサイトとは?一般仲介会社と比較した際のメリットとデメリットについて解説

そもそもM&Aマッチングサイトとは、インターネット上に企業情報を登録することで、容易に売却・買収候補をマッチング、ソーシングできるサービスのことを指します。これらのサービスでは、売手と買手の双方がM&A情報を掲載しているため、手軽に、安く、自分自身で、案件をソーシングすることが可能になり、今やM&A市場においては大きな役割を果たしています。

しかし、このM&Aマッチングサイトには、先に上げた利点の裏側にリスクも存在します。

具体的には、

○登録などが手軽ではあるが故に、サイト上にダミー案件や質の低い案件が存在していることや、機密情報である会社情報が流出してしまう恐れがあること。

○費用が安いと思われているが、サイトによって費用の特徴はまちまちであり、また、あくまでも目的は“マッチング”であるため、DDの際の税理士や公認会計士をはじめとした専門家やM&Aコンサルタントは別に依頼する費用があるために、追加費用がかかる恐れがあること。

関連記事→M&Aに登場する専門家に関する記事

○基本的には自分自身で対応するために、経験が浅くディールがブレイクしまうことも多いですし、そもそも案件化にすら発展しない恐れもあります。 以上のように、M&Aマッチングサイトには利便性がある一方で、リスクがあるために、しっかりと自身の目で、サイトや案件を見極める必要があります。

このようなリスクがある中で、どのように見極めれば良いのでしょうか?

M&Aマッチングサイトにおいて見るべきポイント

これらのリスクを解消するために、具体的に見るべきポイントは

・サイト内の案件の質や情報管理は担保されているのか?

・サイト内の価格設定はどのようなものになっているのか?

・追加で専門家に依頼する際の専門家にかかる費用はどの程度なのか?

・追加で選定した専門家は自分の案件に適した実績や知識を保有しているのか?

です。

このようなポイントを踏まえた上で、早速サイトを比較していきましょう。

M&Aマッチングサイト5社を徹底比較!手数料や料金体系についても解説

それでは、M&Aマッチングサイト5社を買い手の視点から徹底的に比較していきたいと思います。

改めて、今回比較するM&Aマッチングサイトは以下の5社です。

  • TRANBI
  • BATONZ
  • SPEED M&A
  • M&A ナビ
  • M&A PARK

この表は、5社の特徴をまとめたもので、各社サイトを参考に作成しました。

それでは、それぞれのプラットフォームについて表をもとに説明していこうと思います。

TRANBI

TRANBIは案件の閲覧売り手への交渉申し込み、そして買い手ニーズ登録無料で行うことができます。

M&Aにおける手数料は発生しませんが、月額の利用料金を払う仕組みとなっています。月額利用プランには3種類(ベーシック・ビジネス・エアンタープライズ)あります。

BATONZ

BATONZの特徴としては、豊富な案件が載っていることと手数料が成約報酬のみであることです。

手数料が成約報酬のみであるので、サービスは基本的には無料で利用できます。

また、TRANBIのような月額コースも存在し、非公開案件の閲覧やM&A・経営を学べる動画を視聴できるなど、様々な特典がついてきます。

SPEED M&A

SPEED M&Aの特徴としては、交渉をスピーディーに行うことができること、ジャンルが豊富であることが挙げられます。また、チャット機能がついており、ユーザー同士のやりとりができる他、秘密保持契約締結機能もついています。さらに、チャットとメールでM&Aコンサルタントに無料で相談することができます。

手数料は成約した際に発生します。売却価格によって変動し、3000万円以下であれば5%、3000万円〜1億円以下であれば3%、1億円を超えると1.5%となっています。最低報酬金は20万円です。

M&Aナビ

M&Aナビの特徴は、中小企業に特化していて、全てオンラインで完結することができる他、手数料が無料である点です。

売り手企業情報の参照料金として使用料が発生します。

M&A PARK

M&A PARKの特徴としては、小規模〜中小規模向けであり、オンラインとオフラインのサービスを併せ持つ他、世界中の経営者とマッチングができる点です。 料金体系はTRANBIと似ており、案件閲覧やニーズ登録は無料でできますが、実際に契約をしたいとなると月額の利用料金が発生します。コースの種類は3種類(エントリー、スタンダード、プレミアム)あります。

このように、それぞれのM&Aプラットフォームにはそれぞれの特徴があり、それらを踏まえた上で利用する必要があります。それでは、実際に利用した方の声を見ていきましょう。

M&Aマッチングサイト利用者のレビューは?実際に利用した10名の体験談を利用してみた

4章では、各サイトの特徴について説明しましたが、この章では実際に利用した人の声を紹介したいと思います。

アンケートを行った対象は、オンラインサロン「個人M&A塾」のメンバー11人です。

その結果、利用したことがあるマッチングサイトとして挙げられたのが、TRANBI、BATONZ、そしてSPEED M&Aの3つだったので、これらのサイトについて利用者の声をまとめました。

上記表は、TRANBI、BATONZ、そしてSPEED M&Aの利用者の声をまとめたものになります。

TRANBI(利用者9人)

TRANBIのメリットは案件が多いことに加えて、M&Aや経営の勉強もできるという点です。また、案件ページで事業や会社の価値を表示してくれるのが良いという意見もありました。

一方で、TRANBIは月額プランに加入することで利用することができるサービスですが、一度入会すると6ヶ月は抜けることができないようになっています。また、月額プランのランクによって交渉できる案件の数が変わってくることもデメリットとして挙げられていました。

BATONZ(利用者10人)

BATONZのメリットは案件が多いことに加えて、それらを無料で閲覧することができる点です。また、成立まで手数料が発生しないのが良いという意見もありました。

一方で、仲介のサポートが手厚いのはメリットであるものの、ほとんどのケースにおいて仲介が入るので、トータルの手数料は高くなってしまうという意見も挙がりました。また、案件が多いからこそ、会社の見極めも重要になるそうです。

SPEED M&A(利用者4人)

SPEED M&Aのメリットは、最新案件のメールが定期的に届くことと無課金で利用することができる点です。 一方で、案件が少なく、TRANBIやBATONZと被る案件が多いという意見もデメリットとして挙げられました。

以上のように、実際に利用した人の声をまとめました。かなり、実用的な意見が多かったのではないでしょうか。やはり実際に利用してみた人の声というものは重要なので、周りに利用したことがある方がいた場合、必ず聞いてみると良いでしょう。

最後に

今回の記事ではM&Aのプラットフォームの特徴を説明し、実際の利用者の声を紹介しました。

オンラインサロン「個人M&A塾」のメンバー11人に協力いただき、実際に利用した感想をまとめました。それぞれのプラットフォームに違いがあり、それぞれを比較した上で、自分にあったプラットフォームを利用するのが良いでしょう。

最後まで読んでいただきありがとうございました!


記事監修

三戸政和(Maksazu Mito)

2005年ソフトバンク・インベストメント入社。兵庫県議会議員を経て、2016年日本創生投資を投資予算30億円で創設し、中小企業に対する事業再生・事業承継に関するバイアウト投資を行う。


こんなタグの記事が読まれています