ターゲットスクリーニングとは?

ターゲットスクリーニングとは、M&Aにおいて、最終的な売り手(買い手)としてふさわしいターゲットを検討・決定するまでのプロセスを指します。ターゲットスクリーニングの流れは、具体的には、「何のためのM&Aをするのか」といった目的の確認や、目的に見合った(目的シナジー効果が期待できそうな)買収候補企業先を数十社程度に絞ったリストであるロングリストの作成、ロングリストから事業内容や財務体質などの基準をもとにフィルターをかけて、優先度の高い企業を数社まで絞り込んだリストであるショートリストの作成などが挙げられます。このターゲットスクリーニングを失敗してしまうと、買わなくてもよかった会社を買収してしまったり、高値づかみをしてしまいます。そのため、買収目的や対象会社を明確に把握するなどのターゲットスクリーニングをしっかりと実施する必要があります。

関連用語→ショートリストとは?


記事監修

三戸政和(Maksazu Mito)

2005年ソフトバンク・インベストメント入社。兵庫県議会議員を経て、2016年日本創生投資を投資予算30億円で創設し、中小企業に対する事業再生・事業承継に関するバイアウト投資を行う。


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