日本創生投資

Column

2020.11.28

資本家としての私の原点

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・資本家としての私の原点

私には、資本家としての原点ともいえる、子どもの頃の経験があります。私が自分の力で、初めてお金を稼いだときの経験です。

小学4年生でした。ある日の一家団欒のときでしたが、製鉄会社に勤めていた父が、「アルミは値段が高い」という話をしました。アルミと言えば1円玉やジュースの空き缶です。空き缶なんて道端によく捨てられている。そんなものが本当に高いのだろうか。そう疑問に思った私は、それを確かめようと、捨てられているアルミ缶を集めて売ってみようと思い立ったのです。

私は、その翌日からアルミ缶を集め始め、段ボール箱ふたつ分を集めたところで、廃品回収業者に持ち込みました。果たして、アルミ缶はたしかに引き取られ、私のもとには210円が戻ってきました。

このお金はただの210円ではありません。「こうすればお金になるんじゃないか」と私自身で思いつき、それを実行に移して、考えた通りに得られたお金です。小学生の私にとっては、衝撃的な出来事でした。

・アイデアと実行の間

「こうすれば売れるかもしれない」「これがお金になるかもしれない」などとアイデアがひらめく。そんなアイデアから想像をめぐらして、あれをこうして、うまくいけばこのくらい儲かると、頭の中で大金持ちになったことのある人は多いでしょう。しかし、そんなアイデアを実行に移すことのできる人は非常に少ないのです。アイデアを思いつくこととそれを実行することの間には、とてつもない隔たりがあります。たとえば、グーグルのロボット型検索エンジン。ウーバーやエアビーのビジネス。それらのビジネスも、アイデアなら、似たようなものを持っていた人はたくさんいたでしょう。

アイデアを思いついても99%の人は考えているだけです。それを行動に移せる人はそのうちの1%くらいです。その1%の人もほとんどが途中で挫折します。成功するまで続けられるのは、そのうちのまた1%くらいです。アイデアを思いつき、それをいち早く実行フェーズに移そうと、最後までやり続けた0.01%の人が勝者になるわけです。グーグル然り、ウーバー、エアビーも然りです。

小学4年生という、非常に無垢な(そんな時代もありました)少年だった私が、ひとつのアイデアを思いつき、それを実行に移して、得ることができた210円というお金。この成功体験が、私の無垢な心に与えてくれたものは、非常に強烈だったと思います。

それから私は成長して大人になり、いま、自分のモットーとして掲げるのは、「Just Do It」という言葉です。その意味は、行動しながら考える、動けば何かが見えてくる、というものです。こんな私を形作った原点には、アルミ缶を拾って得た210円がある。強く、そう感じるのです。

・お金はツールにすぎない

いまの私の投資ファンドは、コロナ禍の影響を受けつつも、おかげさまで順調です。もっと儲けるために、ファンド事業をさらに拡大していくこともできますが、私にそのつもりはありません。その理由は、組織が大きくなると、必ず生まれる社内の「政治」がイヤだからです。

現状のビジネスは基本、私ひとりでやっているので、組織マネジメントは不要です。しかし大きな組織になると、当然、人が増えますし、人間関係が複雑になりますから、清濁併せ飲むコミュニケーションも必要になってきます。社内政治の鬱陶しさがイヤでサラリーマンをやめた私が、お金儲けのために、社内政治が必須となる組織拡大を目指すかといったら、やはりそんな道は選びたくありません。

「お金は爪切りだ」と堀江貴文さんがいうように、お金はツールでしかないのです。私の目的は、資本家として、好きな人と好きなことを好きなようにやりながら楽しく生きることです。そのために選んだのが、この資本家という生き方なのですから、お金儲けのために、いまのやり方を変えることはありません。

次のコラムからは、資本家として生きていくには、どんなことを考え、どんな風に行動するのか、といういわゆる「資本家マインドセット」を、4回に分けて、お話ししてみたいと思います。

また、日本創生投資は、事業成長を目的とした、中小企業によるM&A活性化に貢献すべく、M&Aのコンサルティング/サポート事業も行っています。
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