日本創生投資

Column

2021.05.29

使えるフレームワーク

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・ファイブフォース分析

フレームワークとは、投資やコンサルティングに携わったことのある人なら馴染みのあるものだと思いますが、簡単に言えば、思考の枠組みのことです。フレームワークに沿って考えれば、分析ができたり意思決定に役立ったりします。ソーシングやデューデリでフレームワークを使って会社を分析しておくと、確認すべきことの漏れがなくなりますので、使えるなら使いたいところです。

数あるフレームワークで、私が使えると思うのが、「ファイブフォース分析」です。ファイブフォース分析については、一度くらい解説本を読んで学んだ方がいいでしょう。

ファイブフォースとは、会社に脅威を与える5つの力のことです。5つの力をそれぞれ分析していけば、その会社が置かれている市場環境が把握できて、その会社の強みや収益構造についてもわかってくるというものです。

5つの力について、ざっと見てみましょう。

1つ目の力が「業界内の競合」です。その会社にはどんな競合がいるかを分析します。2つ目の力が「新規参入」で、その市場に新規参入が増えているか、参入障壁はどうなっているかを分析します。

3つ目の力が「売り手の交渉力」で、4つ目の力が「買い手の交渉力」です。これらの力を分析することは、売り先、買い先の数、それらとの関係性やパワーバランスについて分析します。たとえば、その会社には、売り先や買い先が、1社や2社しかないということであれば、その会社の交渉力は弱いということになります。

5つ目の力が「代替品」です。その会社の商品に代替品があるのか、現れる可能性がないかについてチェックします。

・4P/4C

「4P/4C」というフレームワークも優れたフレームワークですから、簡単に触れておきましょう。

4Pとは、「製品(Product)」「価格(Price)」「販路(Place)」「販促(Promotion)」の4つのPで、4Cとは、「顧客価値(Customer Value)」「顧客負担費用(Customer Cost)」「利便性(Convenience)」「コミュニケーション(Communication)」という4つのCになります。

このフレームワークは、4Pを分析することが、顧客目線の4Cの分析にも連動してつながるのが特徴です。たとえば、4Pの分析で製品やその競争力について見ることは、4Cの分析による顧客にとっての製品の価値の理解につながりますし、4Pの価格について分析すれば、4Cの顧客の負担についての分析につながっていきます。

フレームワークを使って分析すると、その会社の置かれた市場環境や、その会社のビジネスの強みや弱みが万遍なく見えてきて、会社を買うために必要なチェックができます。自分がバリューアップできる部分も見やすくなるでしょう。

フレームワークについては、ここではこれ以上掘り下げられませんので、詳しくは、解説本を読むなりして、自身で勉強してください。

次のコラムでは、財務デューデリジェンスについて解説します。

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