日本創生投資

Column

2020.11.14

三戸のプロフィール

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・やりたいことが見つからなかった学生時代

会社を買い、資本家になるための参考として(それほど参考にならないかもしれませんが…)、私自身が、どんなプロセスを経て、資本家になったのかをお伝えしたいと思います。

大学では商学部に通いました。その頃から、サラリーマン的な既存のレールに乗って生きていくのは面白くない、いずれは会社経営をしたいと考えてはいましたが、自分がどんな仕事をしたいのかがわからず、就職活動はしませんでした。そんな状態で卒業し、とりあえずは公認会計士を目指そうと勉強を始めました。資格を取って、安定した収入を得ながら、のんびりと、「やりたいこと」を探そうと思ったのがその理由ですが、現実はそう甘くありませんでした。ビジネスを理解していない状態で会計を学んでも、全然身に入らず、結果的に資格取得は断念することにしました。

どこかに就職しなければと、就職先を探し始めて知ったのが、「ベンチャーキャピタル」という仕事でした。もともと、コンサルタントのようなところで、さまざまな業種、業態を横断的に見て、経営を学びたいと思っていたのですが、ベンチャーキャピタルは、投資という形で自らリスクを負うビジネスであり、コンサルタントより実業に近いところで経営を学べ、自分にも合っているなと直感しました。そして縁もあり、ベンチャーキャピタルに就職することができました。

・ベンチャーキャピタルで得たもの

会社では、ベンチャー企業への投資の是非を判断する審査部へ配属され、毎日、さまざまなビジネスの経営者に接することができました。この時期に、IT系や創薬系など、さまざまな業種の経営者に会って、話を聞けたことが、私の大きな財産になりました。会った経営者の数は1000人を超えると思います。ただ、そんな財産を得ながらも、同時に、私が強く感じていたのは、「このままサラリーマンでいることはできないな」ということでした。

そう感じた1つ目の理由は、株の威力を知ったことです。サラリーマン時代に付き合った何人もの起業家は、私の目の前で、株式上場を果たし、ミリオネアになっていきました。ヤフージャパンで事務をやっていた女性が、もらっていた1株で1億円を手にしたという話も聞こえてきました。こんな株が持つ威力に接して、サラリーマンという立場にいては、どんなに業績を上げようとも、転職をしたとしても、パッとしないなと感じたのです。

もう1つの理由はサラリーマン的環境の不毛さです。会社内は社内政治や上司への忖度がはびこっていました。こんな環境で、いつまでも仕事を続けるのはムリだと強く感じたのです。

・政治家として学んだこと

サラリーマン的生活をリセットしようと選んだのが、子どもの頃からの夢だった政治家でした。ひょんなことから民主党の公認制度を知った私は、その翌日にはレポートを書き上げて党に提出しました。そして無事、民主党の公認を受けることができ、兵庫県の県議会議員選挙に立候補して、当選しました。

このときの選挙費用は、党からの選挙資金と知人の経営者が出してくれたお金を当て、結果的に私は1円も出すことがありませんでした。やりたいという熱意があれば、お金はついてくるものなのです。

県議時代は、限られた予算のアウトプットを最大化できるよう、行政改革を目指して活動しました。しかし県議という立場は、国会議員より権限が少なく、市町村議会議員ほど地元と密着していない、いわゆる中二階と揶揄される立場で、できることには限界がありました。自分のやりたいことと党の組織人としての行動も乖離して、民主党もクビになってしまいました。そこで、首長に転身を図ろうと、地元、加古川市の市長選挙に挑みましたが、惨敗しました。

この政治家時代、私が思い知らされたのは、組織で生き残ったり、多数の支持を受けたりする政治家になるには、強い意見を持たず敵を作らないことが必要、ということでした。私は残念ながら、そういうタイプではありませんでした。

会社内の政治的な行動がイヤで、サラリーマン的生活をリセットしようと政治の世界に飛び込んだ私ですが、そこで、本家本元の政治的行動が求められて、嫌気がさすという結果となってしまいました。いま振り返ると、そうなって当然だとも思える結果なのですが、何事もやってみないとわからない。自分ではそう捉えています。

政治家をあきらめ、次の道を模索しているとき、私の目の前に開けてきたのが、資本家という道でした。私がどのようにその道と出会ったのか。次のコラムでお話しします。

また、日本創生投資は、事業成長を目的とした、中小企業によるM&A活性化に貢献すべく、M&Aのコンサルティング/サポート事業も行っています。
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