日本創生投資

Column

2020.11.14

マンションを売買するようにスモールM&Aをしよう

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・マンションと中小企業を売買するプロセスは似ている

いまの大廃業時代を経た後の社会では、いまよりも気軽に、多くの人が会社を売買する社会になってほしいと考えています。いまの感覚でいうと、マンションを売買するように、会社を売買するようになるイメージです。

マンションは投資のために売買されるケースが少なくありません。会社を買うことも当然、投資です。実は、会社を売買するプロセスは、マンションを売買することとたいして変わらないのですが、なかなかそう考えられていません。

マンションを買う場合、まず希望のエリアを決め、不動産会社など売買に詳しい人から話を聞いて、物件を探します。買う物件が絞られたら内覧などを行ってさらに詳しく調べます。資金調達は金融機関と相談してローンを組み、最後は売買契約を交わして、プロセスは終了します。

会社を売買するプロセスもほとんど同じです。希望のエリアで案件を探し、売買に詳しい専門家からアドバイスをもらい、銀行と資金調達について相談します。案件が絞られれば、財務資料を見たり、現地を見たり、売り手と話したりして詳しく調べます。最終的には契約書を交わして売買は成立します。

会社には売買後に経営があるじゃないかと言われるかもしれませんが、投資用のマンションでも、買った後にマンション経営があります。入居者を集めたり、入居者や物件の管理をしたりと、それなりの経営が必要です。そこも会社と同じと言えます。

・知識がスモールM&Aを広げる

マンションも会社も投資であり、プロセスもほとんど同じなのに、なぜ会社を買うハードルはマンションを買うことよりもはるかに高いのでしょうか。マンションを買うという人に、「そんなことはムリ」「だまされるから止めなさい」という人はほとんどいないと思いますが、会社を買うとなると、そう心配されることが多いのはなぜでしょうか。

理由は簡単で、会社を売買するという概念が、一般的には馴染みのないものであり、ほとんどの人が会社の売買の仕方を知らないからです。「だまされるかも」という不安は、知識不足から来るのです。

「知らないこと=すべて悪」では、なにもできません。しかし、最初の「知らない」というハードルがクリアできれば、会社を売買することがマンションへの投資とそれほど変わらないことがわかるはずです。

ですから、会社を売買することは個人でもできるという認識がもっと一般的となり、会社を売買する方法、M&Aの知識がもっと広まっていけば、中小企業のM&Aのハードルもぐんと低くなっていくでしょう。

この大廃業時代を契機に、多くの個人が会社を売買する市場にどんどん参入していくようになれば、成功例や失敗例が積み上がり、方法論も洗練されていくでしょう。多くの人がそうした知恵や経験を共有すれば、さらに多くの人の参入を促します。そしていずれ、多くの人がマンションを売買するのと同じような感覚で会社を売買するようになったら、いまの大廃業時代という社会問題は解決され、社会的に価値のある会社がもっと増え、日本経済の基盤はさらに強固なものとなる。私はそう考えているのです。

次のコラムからは、資本家というものを知ってもらうため、私自身がどんなプロセスを経て資本家になったのかをご紹介していきたいと思います。

また、日本創生投資は、事業成長を目的とした、中小企業によるM&A活性化に貢献すべく、M&Aのコンサルティング/サポート事業も行っています。
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