日本創生投資

Column

2020.08.29

サラリーマンがM&Aをするべき理由③

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・サラリーマンというビジネスモデルが危うい

先のコラムで書いたように、新卒一括採用、年功序列、終身雇用という日本的サラリーマンはその役割を終え、これからは、転職が当然で、自らスキルを高めながら、ステップアップする働き方になっていきます。特殊な国だった日本がふつうの国になるのです。

しかも、働き方の変化はそれだけにとどまらないかもしれません。会社に所属して、安定的に給料をもらうサラリーマンという働き方、サラリーマンというビジネスモデル自体が、もはや危うくなっているのです。

その兆しは「プロジェクト方式」の増加から伺えます。プロジェクト方式とは、会社の枠にとらわれず、必要な人材を広く集めてプロジェクトを進めるやり方です。電気自動車メーカーのテスラがそのやり方で新型車を開発しています。常設店舗を持たず、期間限定で場所と設備を借りて営業するポップアップレストランも珍しくなくなりました。

プロジェクト方式のメリットは、永続的な組織がいらないことです。ポップアップレストランが分かりやすいですが、ポップアップレストランのシェフは、店舗も什器も従業員も持つ必要はありませんから、それを維持するコストも不要です。

これからはプロジェクト方式やポップアップ型の仕事がいろいろな業界で主流になっていくでしょう。レストランでいえば、店が料理人を雇うのではなく、料理人が好きな店(場所)を選んで、レストラン営業をする時代になるのです。

会社という組織も変わっていくでしょう。プロジェクトごとに内外から人を集めればいいのですから、大量のサラリーマンを会社で雇っておく必要はありません。営業や経理といった仕事でさえ、プロジェクト型で十分、可能です。

ヒトやモノとつながったり、情報を得たり拡散したりするためのIT環境はますます充実しています。コワーキングスペースの増加など、プロジェクト型が増える環境はどんどん整っています。

いま正社員の人が、今後もその座に安住できると考えているとしたら、それは危機感がなさ過ぎるといえるでしょう。

・サラリーマンに求められるライフプランの見直し

さらには、いまは人生100年時代ともいわれています。私たちの老後はこれまで以上に長くなります。これまで以上に、生きることにお金が掛かる時代に生きているのです。

日本型雇用のサラリーマンが終わるだけでなく、サラリーマンというビジネスモデルさえ危うい。そして人生100年時代の到来。そんな時代にあって、私たちに求められているのは、一度、立ち止まり、自分のライフプランについて再検討することです。いまサラリーマンである人はとくにそれが必要だと思います。

ライフプランを見直す際には、自分のビジネスキャリアを振り返り、自分がいま持つスキル、家族も含めたいまの状況、将来設計、いまの会社に雇われ続けることの合理性、自分は今後、どんな働き方、生き方をしていきたいか、などを考えることになるでしょう。そのときは、これまでお伝えしてきたように、新卒の就職時にはあまり考えなかった資本主義の仕組み、雇われるのではない働き方、会社を買うという選択肢も視野に入れて検討してほしいと思います。

サラリーマンであれば、会社勤めは定年まで、退職金も一度きりですが、会社オーナーに定年はありません。年間報酬もサラリーマンよりはるかに多いだけでなく、最後には会社を売却して、多大なお金を得ることも可能です。「会社を買う」人生は、サラリーマンとして生きるよりも簡単だとは言いませんが、そちらの方が楽しい、適していると感じる人は少なくないのではないでしょうか。

続いてのコラムでは、このコラムでも触れた、人生100年時代における個人M&Aの親和性について、もう少し詳しく、掘り下げたいと思います。

また、日本創生投資は、事業成長を目的とした、中小企業によるM&A活性化に貢献すべく、M&Aのコンサルティング/サポート事業も行っています。
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