バーチャルデータルーム（Virtual Data Room)とは、DD（デューデリジェンス）に関連した契約書や財務諸表等の資料を、紙媒体にて保存・共有するための物理的な空間である従来のデータルーム(Physical Data Room)とは違い、インターネット上にて情報を保存・共有する仮想情報閲覧室のことを指します。なお、VDRを用いる場合でも、電子データ化する手間が大きくなるケースでは、対象会社に訪問して物理的に閲覧する方法がとられることもあります。また、スモールM＆Aでは、情報の総量も多くないことから、VDRを用いずに、直接電子メールで買い手側にデータを送付することや現物開示をすることが一般的となっています。
関連用語→データルームとは？
記事監修
三戸政和（Maksazu Mito）
2005年ソフトバンク・インベストメント入社。兵庫県議会議員を経て、2016年日本創生投資を投資予算30億円で創設し、中小企業に対する事業再生・事業承継に関するバイアウト投資を行う。