ファンドとは?

ファンドとは、主に投資ファンドのことを指し、投資先の企業経営に携わり、企業価値を高めた後に、上場や株式売却等によって、高い利益を得るものを指します。もう少し噛み砕けば、投資家から集めた資金を基金のようにプールし、それをさまざまなものに投資することで得た儲けを、投資家に分配することを目的としており、こうした投資の仕組みやその組織のことを投資ファンドといいます。一般の人々が証券会社などを通じて投資する投資信託もファンドのひとつであり、だれでも投資ができる公募型の投資ファンドと呼ばれています。この公募型の投資ファンドは、投資家を保護するための細かい法律の規制があり、行政庁の監督も受けているところに特徴があります。それに対して、企業や機関投資家などから私的に投資を募る私募型は、基本的に規制がないため、リスクは高いですが、自由な運用によって高いリターンを得ることが可能になります。例えば、近年良く耳にする、さまざまな金融商品を組み合わせて、リスクを避けながらも高いリターンを狙う投資方法である、ヘッジファンドが私募型の投資ファンドのひとつになります。


記事監修

三戸政和(Maksazu Mito)

2005年ソフトバンク・インベストメント入社。兵庫県議会議員を経て、2016年日本創生投資を投資予算30億円で創設し、中小企業に対する事業再生・事業承継に関するバイアウト投資を行う。


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