
Capital for Challenge
— 挑戦を仕組みに変える資本と実行力
私たちの投資哲学の核となるのは、「Capital for Challenge(挑戦を後押しする資本)」という考え方です。投資を単なる「株式の取得」や「マネーゲーム」として捉えるのではなく、企業の挑戦を「継続可能な仕組み」へと昇華させるための全方位的な支援を指します。
このプロセスにおいて、私たちが投入する資本(インプット)は「資金」だけではありません。以下の5つの資本を、日本創生投資独自の「付加価値創造エンジン」として機能させ、具体的なアクションへと変換します。
・金融資本: 成長や再生の呼び水となる、不可欠なリスクマネーの提供。
・人的資本: プロ経営陣の派遣や経営人材の内部昇格サポート。
・知的資本: 経営ノウハウ、DX導入、戦略策定、オペレーション改善の知見。
・関係資本: 営業や資金調達、管理体制構築などのネットワークや信用力の補完。
・時間資本: 現場実務にまで手を動かすハンズオン支援。
これらの資本を投下して行われるアクションは、企業のフェーズに応じて多岐にわたります。
「新興・成長期」においては、資本政策の立案や管理体制の構築に加え、戦略的な資金調達やロールアップM&Aによる非連続な規模拡大を主導します。 「成熟・鈍化期」であれば、創業者が築き上げた想いを汲み取りつつ、既存事業の刷新や新規事業の創出を通じて、次なる成長ステージへと企業を昇華させます。 そして「再生フェーズ」においては、金融機関や利害関係者とのハードな財務調整、会社分割等の法財税務が絡んだ複雑なスキームの構築、さらには現場に深く入り込んだ信頼回復など、泥臭い実行力を惜しみなく発揮します。
すべてのアクションの目的は、投資先から確かなアウトプットとして「収益の向上」や「持続可能な経営体制」を引き出し、継続企業(ゴーイングコンサーン)へと進化させることにあります。私たちは多角的な資本の力で混沌(カオス)を整え、個人の情熱や偶然の成功のみに頼らない「経営の再現性」という仕組みを構築します。

Multi-Phase Investment
マルチフェーズ投資 — 既存の枠組みを超えた境目のない投資スタイル
私たちは、自らを「バイアウトファンド」とも「ベンチャーキャピタル」とも、あるいは「再生ファンド」とも定義していません。
既存の枠組みのどこにも分類されない、いわば「中途半端な事業投資会社」です。そんな私たちが実践するのは、企業のあらゆるステージを横断的に支援する「マルチフェーズ投資」です。
図が示すように、企業のライフサイクルは「新興・成長・成熟・鈍化・破綻」という流動的なフェーズで構成されています。従来のVCは「新興・成長」のみを、バイアウトファンドは主に「成熟」した事業の承継を、再生ファンドは「破綻」寸前の局面のみを対象としてきました。
しかし、現実の経営において、これらのフェーズを明確に切り離すことは不可能です。売上を最大化することと、費用を最適化(効率化)することは、どのフェーズにある企業にとっても不可欠な営みです。既存事業にテコ入れを施し、新規事業を創出する。DXを推進し、費用構造を最適化する。これらはすべての企業ステージにおいて共通する、本質的な打ち手に他なりません。
特定のフェーズに限定せず、境界線を持たない領域で投資を展開する。この一見すると捉えどころのない、しかし実業に即した独自の立ち位置こそが、日本創生投資が「中途半端な事業投資会社」と自称する所以です。あらゆるステージに潜む課題と向き合い、境界を超えて資本を投下することこそが、企業の挑戦を「取りこぼすことなく」後押しできる、真に価値ある投資の在り方だと私たちは信じています。

